ラーニングサポートセンター(LSC)の目的

  1. 音楽療法士および音楽療法臨床の質と向上
  2. 音楽療法士同士の「横のつながり」と「縦のつながり」の促進・強化
  3. 四国地方各地域での音楽療法の普及

LSC講習会について

LSC講習会はピア・スーパービジョンを主軸とし、四国支部会員のニーズおよびLSCの目的に見合った内容の講義・ワークショップを組み合わせて開催していきます。

開催日時や内容、および申込方法につきましては、はがき等で郵送案内いたします。詳細および最新情報につきましては、四国支部ホームページ内で適宜お知らせいたします。

LSC 講習会のご案内

第4回LSC(ラーニング・サポート・センター)講習会 開催のお知らせ

四国支部研修委員会主催の講習会を開催いたします。

申込リンクはページ下部にあります。

 

日時:2024年3月31日(日)9:00~13:00

開催方法:オンライン(zoom)開催

内容:

講習会(90分)

根拠ある音楽療法を実践するために②:

起きていることを「ありのまま」見、そして「現実的」に考える

~クライエントに悪いことをしないために~

那須貴之氏 (医療法人篤友会坂本病院 療法部 音楽療法課長)

…概要… 那須貴之先生より

私たちはセラピストとして、クライエントのために「善いことをしたい」という思いを抱いています。その思いが音楽療法士としての出発点でもあり、続ける動機にもなっていることでしょう。しかし、時には「善いことをしたい」という思いが「押し付け」になり、結果として「悪いこと」になります。時として災害地でのボランティア活動がその例としていわれることがあります。実は、善いことをする前に“悪いことをしない”のは大切なのです。もうお分かりかと思いますが、セラピーも全く同じです。そのためには物事を「ありのまま」見ること、「現実的」に考える態度が大切なのですが、とても難しいんです。なぜなら、私たちは自分の価値観を通して理解し、行動する傾向がそもそもあるからです。今回は症例を紹介しつつ、ありのままに見ることについて、現実的に考えることについて、そして「悪いことをしない」ために「できること」を振り返る機会にしたいと思っております。

ピア・スーパービジョン(150分:2グループに分かれて実施)

ピア・スーパービジョンは、参加者全員が対等な立場で仲間(ピア)として、話題提供をしていただいた方の事例について、語り合い・振り返り・支え合い・アドバイスし合うスーパービジョンです。

経験年数や対象領域を超えて、カジュアルに多角的な視点をもってセッションで起きた現象を客観的に検討していきます。同じ仕事に取り組んでいるからこそ分かり合える部分が多くあり、安心して参加できます。

音楽療法セッション中やその前後の対応、対象者ご家族の関係、協働するスタッフとのやりとり…

仕事を一人で取り仕切る中、毎日やることも山積みで、悩みやちょっとした心のざらつきを抱えたまま、ゆっくり振り返ったり相談したりする機会がなく、また日常を繰り返すことはありませんか。

判断に迷うことや行き詰まることは、臨床1年目のセラピストも20年以上のベテランセラピストも共通の内容だったりします。この機会にピア・スーパービジョンの話題提供者として参加してみてはいかがでしょうか。

◎話題提供シートの記入例はこちら

◎ピア・スーパービジョン演習進行 例

 

参加募集について:

募集対象:日本音楽療法学会四国支部会員(会費納入済の方)

募集人数:16名(※先着順で受け付けます)

参加費:2000円(受講ポイントの付与あり

申し込みはこちらから (2月20日~3月20日)

※shikokumt.lsc@gmail.comからのメールが受信できるよう設定をお願いいたします。

 

問い合わせ

四国支部研修委員会 shikokumt.lsc@gmail.com

ピア・スーパービジョンとは

参加者全員が対等な立場で仲間(ピア)として助言し合うスーパービジョンの方法です。特定のスーパーバイザーを置かず、参加者1人ひとりがスーパーバイザーであると同時にスーパーバイジーであるとの意識をもって取り組むことにより、音楽療法士同士が支援し合うグループワークが成立します。このグループワークでは、音楽療法士として必要な問題解決能力を高めることだけでなく、多角的な視点でもって自身や対象者の理解を深める力や臨床での現象をとらえる力を高めることなどが期待できます。


ご意見・ご質問等は下記メールアドレスまでご連絡ください。

shikokumt.lsc@gmail.com   四国支部LSC運営委員会